株式会社ビスキャス（以下「ビスキャス」）は、クウェート国電力水省から同国サバーハ・アル・アハマド地区内を結ぶ400kV超高圧電力ケーブル敷設大型プロジェクトの契約調印を2012年4月1日に行いました。契約金額は約87億円で、完工は2014年3月を予定しています。
本プロジェクトは、将来11万人が居住できる住宅を建設するために、現在、開発造成が進められているサバーハ・アル・アハマド地区（首都クウェート市より南に約50kmに位置する）に電力を供給するための40万ボルト地中送電線を建設するもので、ビスキャスはケーブル長にして約104kmにおよぶ超高圧地中電力ケーブル及びその接続部・端末部の納入から布設までを一括で請け負います。400kVの架橋ポリエチレン絶縁（XLPE）ケーブルのプロジェクトとしては、同国での最大規模の大型プロジェクトとなります。
ビスキャスは、これまでにも、同国で多数の架空送電線や地中電力ケーブルプロジェクトを手掛けており、その実績が高く評価され、今回の受注に繋がりました。今後も、豊富な経験を活かし、同国での継続的受注を目指して活動を進めて参ります。
また、ビスキャスは、近年、クウェート国以外でも、アラブ首長国連邦アブダビやカタールといった中東地域で大規模な超高圧電力ケーブルプロジェクトを多数受注しており、現在3カ国で地中並びに海底電力ケーブルプロジェクトを履行中です。中東市場での40万ボルト超高圧電力ケーブルプロジェクトにおける昨今のビスキャスの受注実績は、世界トップクラスのシェアを誇っています。
ビスキャスは、都市開発・産業の多角化・工業化振興にともない電力需要の増加が見込まれる中東市場を最重要市場と位置づけ、今後も積極的な取り組みを継続していく方針です。 |
